概要
Githubにリモートリポジトリを用いてTDVのVCS連携を行うときの設定について説明します。
新たなビューをチェックイン(リモートリポジトリにPush)させるときの例を用いています
検証環境
製品 | バージョン | 実行環境 |
---|---|---|
TDV Server | 8.5.4 | Windows Server 2019 |
TDV Studio | 8.5.4 | Windows Server 2019 |
StudioとServer同環境で検証しています。
またGithubにおいてログイン可能なアカウントとリポジトリを用意しておきます。
Private、Publicのどちらでも可能です。また、README.mdの追加も任意です。
手順
1.Github側のOAuth設定
Githubの自分のアイコンから「setting」、図の左の設定メニューから「Developper Settings」を選択
左のメニューから「OAuth App」を選択後、「New OAuth App」をクリック
設定の入力内容は以下の通りです。
項目 | 値 |
---|---|
Application name | 任意 |
Homepage URL | http://localhost:9400 |
Application description | 任意 |
Authorization callback URL | http://localhost:9400/oauth2callback |
次にGenerate a new client secretをクリックしてClient Secretを作成します。
ClientIDとClient Secretは後で使うので控えておいてください。
Github側の設定は以上です。
2.TDV側のVCS設定
TDV側でVCSの設定をします。まず「VCS」タブの「接続を管理」をクリックします。
左上の緑のプラスボタンをクリックし必要な設定情報を記入します。
項目 | 値 |
---|---|
名前 | 任意 |
タイプ | GIT |
URL |
リポジトリのURL https://github.com/{アカウント名}/{リポジトリ名} |
クライアントID | 1.で控えたもの |
クライアントシークレット | 1.で控えたもの |
「接続の確認」欄では
OAuthにチェックを入れ、Githubのアカウント名を入れて「確認」をクリック。
OAuthの認証用のブラウザが立ち上がります。
認証が成功すると以下のようなURLにリダイレクトされます。
※ページは真っ白で特に認証が成功したことは表示されません。
※OAuthにチェックを入れないとユーザー名とパスワードが何であれ、リポジトリのURLが正しければ「接続が有効です」と表示されます。
「暗号化を設定する」では任意のパスワードを設定します。
VCSの管理の設定は以上です。
3.変更をチェックイン(Push)する。
Gitで管理したいフォルダにカーソルをあてて、「VCS」タブから「○○をバージョン管理にアタッチ」をクリックします。○○はカーソルの当たっているフォルダです。以下の図では「共有」にカーソルが当たっているので○○は「共有」です。
下の「このバージョン管理リポジトリ接続の新しい...」を選択します。
アタッチ後に新たな変更があると以下の図のように変更があった部分にマークがつきます。
変更があったファイルもしくは親フォルダにカーソルを当て、右クリックで「バージョン管理」→「共有をチェックイン」をクリック。(今回は「共有」以下すべての変更をPushしたいので共有を選択)
以下のようにリモートリポジトリ上に「Shared(共有)」の変更が反映されていることが分かります。