概要
AWS GlueからTDVをデータソースとして利用する手順を説明します。
検証環境
| 製品 | バージョン | 備考 |
|---|---|---|
| TDV Server |
8.5.4 |
Windows Server 2019環境で実行 |
| TDV Studo |
前提
以下の前提を満たすこととします。
- Glue Job実行用のIAMロールがすでに作成済み
AWS Glue設定
connector、connectionを作成してから、jobを作成し実行します。
connector作成
AWS Glue Studioの Connectors にて、Create custom connector をクリックします。
Create custom connector にて、以下を入力し、Create connector をクリックします。
| Connector S3 URL | JDBCドライバが格納されているS3のパス 2022年10月時点で、JDK8でコンパイルされた csjdbc8.jarによる動作を確認できています。 |
|---|---|
| Name | 任意のconnectorの名前 |
| Connector type | JDBC |
| Class name | cs.jdbc.driver.CompositeDriver |
| JDBC URL base | jdbc:compositesw:dbapi@${Host}:${Port}?domain=${Domain}&dataSource=${Datasource}&user=${Username}&password=${Password} |
| URL parameter delimiter | & |
connection作成
作成したconnectorの詳細画面にて Create connection をクリックします。
Create connection にて、以下を入力し、Create connection をクリックします。
| Name | 任意のconnectionの名前 |
|---|---|
| ${Host} | 接続先TDV Serverのホスト |
| ${Port} | 接続先TDV Serverのポート番号 |
| ${Domain} | 接続先TDV Serverのドメイン名 |
| ${Datasource} | 接続先TDV Serverのデータソース名 |
| ${Username} | 接続先TDV Serverに接続するためのユーザ |
| ${Password} | 接続先TDV Serverに接続するためのパスワード |
job作成・実行
作成したconnectionを選択した状態で Create job をクリックします。
Data source properties - Connector にて、作成済みのconnectionとテーブル名を設定します。
Data preview にて、Start data preview session をクリックしてテーブルのプレビューを表示します。
指定したテーブルのプレビューが表示されることを確認します。
以下のようにTransformブロックとData targetブロックを追加して実行します。
Runをクリックすると以下のようにjobが実行されます。
TDV Studioの Manager > Requests にて、AWS Glue からクエリが実行されたことが確認できます。
Data targetブロックで指定したS3バケットにクエリ実行結果が出力されていることも確認します。