リソース使用情報ログ
リソース使用情報ログ(Resource Usage log)には、クエリーエンジンによって生成されたすべてのリソース使用統計を記録し、タイムスタンプ、クエリーID、ノードID、リクエストの種類、リクエスト名などの詳細をログに記録されます。
これにより、使用されたリソースとその使用時間を追跡することができます。
リソース使用情報ログ出力の有効化
デフォルトではリソース使用情報ログの出力が無効となっています。有効化するには以下の手順に従います。
- TDV Studioを開く
- メニューバーの「管理」から「構成」を開き、検索窓に enable logging と入力する
Server>SQL Engine > Logging > Resource Usage Logging>Enable Logging
の値を INFO に変更する- 「適用」→「OK」をクリック
適用後、<TDVインストール先フォルダ>/logs
に resource.N
(Nは0,1, ... の連番)のファイル名でログが出力されます。ログファイルのローテーション数は Server>SQL Engine>Logging>Resource Usage Logging>Rollover Limit
の値から変更可能です(デフォルトは3)。
ログの例
出力されるログの例は下記の通りです。
timestamp,query_id,node_id,parent_id,user_id,type,metadata_id,name
2022-11-09 13:02:14.328 +0900,5900002,0,-1,-1973,UPDATE,0,
2022-11-09 13:02:14.328 +0900,5900002,1,0,-1973,TABLE,180158,/shared/postgres_cdata/sandbox/sandbox/sandbox_hoge/cache_status
2022-11-09 13:02:14.683 +0900,5900003,0,-1,-1973,UPDATE,0,
2022-11-09 13:02:14.683 +0900,5900003,1,0,-1973,TABLE,18554,/shared/examples/ds_orders/tutorial/cache_status
2022-11-09 13:02:14.934 +0900,5900004,0,-1,-1973,UPDATE,0,
2022-11-09 13:02:14.934 +0900,5900004,1,0,-1973,TABLE,20102,/lib/sources/defaultCacheDataSource/ciscache/csstatus
各カラムの説明
ログファイルはカテゴリ別に","(カンマ)区切りにて各要素が記録されます。
1行目に出力される主なカラム名の名称と内容については以下の通りです。
カラム名 | 内容 |
timestamp | リソース使用情報が生成された日時 |
query_id | クエリのユニークID (Studioから参照できる「マネージャ」→"REQUESTS"のREQUEST IDと一致します) |
node_id | クエリプランはノード(SELECT, FETCHなど)に分割され、クエリの各ノードに対するIDは左記のように表されます。 |
parent_id |
親ノードのID |
user_id | ユーザーの識別子 |
type |
リクエストのタイプ |
metadata_id | リソースの主キー識別子 |
name |
リソース名 |