概要
この記事では、TDVにおいてデータベース固有のヒント句を使用する方法について説明します。
データベース固有のヒント句
TDVでデータベース固有のヒント句を使用する方法は2つあります。
- ビューの[SQL]タブに直接記述する方法(Oracle/Vertica/MySQLのみ)
- パッケージ化クエリを使用する方法
それぞれ、長所、短所がありますので、最適なものをご使用ください。
方法 | 長所 | 短所 |
ビューに記述 |
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パッケージ化クエリを使用 |
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ビューの[SQL]タブに直接記述する方法
この方法は、Oracle、Vertica、MySQLのみに対応しています。
また、事前に構成ダイアログで設定を変更し、ヒント句のプッシュを有効にする必要があります。
1. 事前準備:構成ダイアログの設定変更
[管理]→[構成...] から構成ダイアログを表示し、
[Data Sources]→[Common to Multiple Source Types]→[Push Oracle/Vertica/MySQL query hints] を開き、値を「真」に設定します。
2. ビューへのヒント句の記述
ビューの[SQL]タブにて、ヒント構文を入力します。
【例】
ヒントは、データベースに渡され実行時に処理されますが、注意の必要な点があります。
- プランの最適化の結果、ヒントが削除されることがあるため、必ずヒントがプッシュされることは保証されていません。
- TDVはヒント構文の検証を行いません。対象のデータベースに対し有効なヒント構文であることをご確認ください。
3. 動作確認
ヒントがデータベースへプッシュされたかどうかは、実行計画により確認することができます。
[実行プランの表示]ボタン等から、実行計画をご確認ください。
【例】
以下製品ガイドも併せてご参照ください。
Oracle SQLオプティマイザーのヒントの使用 (tibco.com)
パッケージ化クエリを使用する方法
パッケージ化クエリは、ターゲットデータソースでデータベース固有のクエリーを実行したい場合などに使用します。TDVで使用できないデータベース固有の機能が必要な場合や、パフォーマンス上の理由からデータベース固有の機能を利用する場合などです。
パッケージ化クエリを使用することにより、データベース固有のヒント句を確実にプッシュすることができます。
【例】
パッケージ化クエリについては、以下の製品ガイドを参照ください。