概要
カスタムJDBCアダプタなどのアダプタによってはSUBSTR関数をデータソース側にプッシュダウンできない場合があります。
本手順では、SUBSTR関数をプッシュダウン可能にする手順を説明します。
本手順では、SQL Server 2019のJDBCドライバで作成したカスタムアダプタで操作を行います。
検証環境
製品 | バージョン | 備考 |
---|---|---|
TDV Server |
8.5.5 |
Windows Server 2019環境で実行 |
TDV Studo |
手順
1. アダプタの設定ファイルが存在する以下のパスに移動します。
[TDV Serverインストールフォルダ]\conf\adapters\system\[アダプタ名]
カスタムJDBCアダプタの場合は以下のパスに移動します。
[TDV Serverインストールフォルダ]\conf\adapters\custom\[アダプタ名]
2. <adapter name>_values.xml
というファイル名形式のファイルをテキストエディタなどで開きます。
3. 以下の内容をファイル先頭から4行目あたり、Please insert customized elements after this line.
のコメント下に記入しまします。
本手順の場合は以下の通りとなります。
<!-- Please insert customized elements after this line. -->
<ns50:attribute xmlns:ns50="http://www.compositesw.com/services/system/util/common">
<ns50:name>/runtime/query/funcSubStr</ns50:name>
<ns50:type>STRING</ns50:type>
<ns50:value>SUBSTR($1, $2, $3)</ns50:value>
<ns50:configID>SUBSTRING(@varchar,~number,~number)</ns50:configID>
</ns50:attribute>
4. TDVサーバを再起動し、SUBSTR関数がプッシュダウンされていることを確認します。