ネットワークドライブ上のCSVファイルに接続する方法（Linux → Windows）

概要

Linux環境で動作するTDV Server から ネットワークドライブ（Windows環境）上にあるCSVファイルに接続する方法について説明します。

検証環境

CIFSマウント

TDV Server (Linux) で Windows共有フォルダをマウントします。

手順の例を以下に示します。

cifs-utilsをインストール

sudo yum install -y cifs-utils

マウント先ディレクトリ作成

mkdir ~/mount

マウント

ユーザー名やパスワード、接続先ホスト等を指定し、マウントします。

sudo mount -t cifs -o username=tibco,password=xxxxxxxx,doamin=intad //10.100.xx.xx/share /home/tibco/mount

TDV Serverマシン再起動時に自動マウントする場合は、/etc/fstabに以下のように追記しておくことを推奨します。

//10.100.xx.xx/share /home/tibco/mount cifs rw,username=tibco,password=xxxxxxxx,doamin=intad,dir_mode=0777,file_mode=0777 0,0

マウントする共有フォルダがLinuxサーバー上で実行されるsambaなどの場合は、domainは不要となる場合があります。

確認

df -h
ファイルシス サイズ 使用 残り 使用% マウント位置
devtmpfs 7.7G 0 7.7G 0% /dev
tmpfs 7.7G 32K 7.7G 1% /dev/shm
tmpfs 7.7G 17M 7.7G 1% /run
tmpfs 7.7G 0 7.7G 0% /sys/fs/cgroup
/dev/nvme0n1p1 30G 4.9G 26G 17% /
tmpfs 1.6G 0 1.6G 0% /run/user/1001
//10.100.xx.xx/share 30G 21G 9.5G 69% /home/tibco/mount
tmpfs 1.6G 0 1.6G 0% /run/user/0

ls -l ~/mount/
合計 0
drwxr-xr-x 2 root root 0 8月 5 2022 access_test
drwxr-xr-x 2 root root 0 8月 4 2022 csv_test
drwxr-xr-x 2 root root 0 8月 4 2022 excel_test

データソース設定

接続対象ファイル

今回は以下のExcelファイルに接続します。

接続確認

Microsoft Excel (non-ODBC)アダプタを利用してデータソースを作成後、Root Pathにマウント先のパスを記述し、Test Connection（テスト接続）をクリックします。

テスト接続が正常に成功することを確認します。

イントロスペクト

ファイルをイントロスペクトします。

データ確認

データが正常に取得できることを確認します。