TDV Studioのタイムゾーン設定を変更する手順について説明します。
TDV Studioでは、マネージャタブ > Data Sources で Schedule Testボタン押下時に表示されるすべてのデータソーススケジュールのテスト画面 のように、TDV Serverのタイムゾーンではなく、TDV Studioが実行されているWindows環境のタイムゾーンで日時が表示されるインターフェースがあります。
以下は、
- TDV Server → UTC
- TDV Studio → JST(JSTのWindowsマシン上で実行)
である場合に、TDV Studioをデフォルト設定で起動し、TDV Serverに接続した例です。
奥のウィンドウ内の Next Test Time と 手前のウィンドウ内の 開始時刻 は同じ日時ですが、タイムゾーンが異なっています。
これら Next Test Time と 開始時刻 のタイムゾーンを合わせるために、TDV Studio側のタイムゾーンをTDV Server側に合わせます。
今回の例では、TDV Server側がUTCであるため、TDV Studioの起動スクリプトである studio.bat
の内容を一部変更することでTDV StudioもUTCで実行します。
手順は以下のとおりです。
1. studio.bat
をテキストエディタ等で開きます。
studio.bat
は以下のいずれかのフォルダに存在します。
<TDV Serverインストールフォルダ\bin
<TDV Studioインストールフォルダ\bin
2. set VM_ARGS=
から始まる行を探します。
3. 2で見つかった行の末尾に以下のプロパティを追記します。
-Duser.timezone=<TDV Serverのタイムゾーン>
例:
set VM_ARGS=--add-opens=java.xml/com.sun.org.apache.xerces.internal.dom=ALL-UNNAMED --add-exports=java.base/sun.security.provider=ALL-UNNAMED --add-opens=java.xml/com.sun.org.apache.xerces.internal.dom=ALL-UNNAMED --add-exports=java.desktop/javax.swing.plaf.synth=ALL-UNNAMED --add-exports=java.desktop/sun.swing=ALL-UNNAMED --add-opens=java.desktop/sun.awt=ALL-UNNAMED --add-exports=java.desktop/sun.awt.image=ALL-UNNAMED --add-exports=java.desktop/sun.awt.shell=ALL-UNNAMED --add-exports=java.desktop/sun.awt.dnd=ALL-UNNAMED --add-opens=java.desktop/sun.awt.datatransfer=ALL-UNNAMED --add-exports=java.base/sun.security.action=ALL-UNNAMED -Djavax.net.ssl.keyStore="%KEYSTORE_FILE%" -Djavax.net.ssl.keyStorePassword="%KEYSTORE_PASSWORD%" -Djavax.net.ssl.trustStore="%TRUSTSTORE_FILE%" -Djavax.net.ssl.trustStorePassword="%TRUSTSTORE_PASSWORD%" -Duser.timezone=UTC
4. TDV Studioを再起動し、TDV Serverに接続します。
5. TDV Server と TDV Studio のタイムゾーンが一致することを確認します。
なお、上記のようにTDV Studioのタイムゾーンを変更することで、cs_studio.log
(TDV Studioのログ)に出力されるタイムスタンプのタイムゾーンも変更されます。