概要
Vertica にキャッシュする方法について説明します。
検証環境
製品 | バージョン |
---|---|
TDV Server |
8.7.0 |
TDV Studio | |
Vertica |
12.0.3 |
使用リソース
すでに接続済みのVerticaデータソースに含まれるtdv870スキーマ内にcache_status
(ステータステーブル)/ cache_tracking
(追跡テーブル)およびキャッシュテーブル(複数)を作成します。
また、CompositeView
ビューをキャッシュ対象のビューとします。
cache_status / cache_trackingテーブル作成
Verticaデータソース設定画面からcache_status
(ステータステーブル)/ cache_tracking
(追跡テーブル)を作成します。
まずは、cache_status
(ステータステーブル)から作成します。
テーブルを作成するスキーマを指定した状態で作成ボタンをクリックし、自動生成されるDDLを実行します。
次に、cache_tracking
(追跡テーブル)を作成します。
同様にDDLを実行します。
キャッシュテーブル作成
Verticaデータソース設定画面のキャッシュタブにて、以下の項目を入力してキャッシュテーブルを作成します。
今回は複数テーブルモードで作成します。
項目 | 内容 |
---|---|
データソース | キャッシュテーブルを作成するデータソースのパス |
テーブルカタログ | キャッシュテーブルを作成するデータソース配下に存在するデータベース |
テーブルスキーマ | キャッシュテーブル作成先のスキーマ |
テーブルプレフィックス | キャッシュテーブル名の接頭辞 |
キャッシュテーブルの数 | 作成するキャッシュテーブルの件数 |
このとき、ロード前にインデックスを削除し、ロード後にインデックスを作成
のチェックは外しておく必要があります。
Vertica Data Source Limitationsに以下のようにVerticaデータソースの制限事項が記載されています。
Vertica has no user-defined indexes. Studio cannot index Vertica data sources.
自動生成されたDDLが正常に実行されることを確認します。
キャッシュテーブル作成直後は、キャッシュのステータスはNOT LOADEDとなっています。
キャッシュ更新
キャッシュを更新し、データが正常にロードされることを確認します。
上記の例では、パフォーマンスの問題に関する警告が表示されていますが、キャッシュデータベース利用時に「パフォーマンスの問題」というエラーが表示された場合の対応を参考に解消することができます。