概要
この記事は、TDVのJDBCドライバ、ODBCドライバを使用してTDVの公開リソースにアクセスする際の、コネクションプーリングに関する情報をまとめたものです。
JDBCドライバのコネクションプーリング
クライアントアプリケーションからJDBCドライバを使用する場合、一般的にはコネクションプールライブラリや、アプリケーションサーバーのコネクションプールを使用することになりますが、TDV JDBCドライバにもコネクションプーリングの機能があります。
接続URLプロパティ enableTDVConnectionPool に、true を設定することにより有効になります。デフォルトは false です。
接続URL例:
jdbc:compositesw:dbapi@localhost:9401?domain=composite&dataSource=sb&enableTDVConnectionPool=true
詳細につきましては、以下ユーザガイドを参照ください。
JDBCドライバー接続のURLプロパティ (tibco.com)
ODBCドライバのコネクションプーリング
ODBCドライバを使用する際のコネクションプーリングは、ODBCドライバーマネージャーにより提供されます。
Windows プラットフォーム
Windowsプラットフォームでは、Windowsドライバーマネージャーによりコネクションプーリングの機能が提供されます。
ODBCデータソースアドミニストレーター画面で確認することができます。
詳細につきましては、以下マイクロソフト社のドキュメント等をご参照ください。
ドライバー マネージャーの接続プール - ODBC API Reference | Microsoft Learn
Linux / Unix プラットフォーム
Linux、Unixプラットフォームにおいても同様に、各ドライバーマネージャーによりコネクションプーリングの機能が提供されます。
TDV 8.5.5では、以下のドライバーマネージャーに対応しています。コネクションプーリングの設定につきましては、各ドライバーマネージャーのドキュメントをご参照ください。
ドライバーのサポート (tibco.com)
- iODBCDriver Manager v3.52.12
- DataDirect Driver Manager v8.0
- unixODBC Driver Manager v2.3.1
一例としまして、unixODBCドライバーマネージャーでは、odbcinst.ini に以下のパラメータを追加することにより、コネクションプーリングを有効にすることができます。
- Pooling = Yes
- CPTimeout = n
設定方法の詳細につきましては、unixODBCの以下ドキュメント等をご参照ください。
ODBC Connection pooling (unixodbc.org)