バージョン情報
製品 | バージョン |
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EBX | 6.1.0 |
概要
EBXでは、標準的なUIのほか、ユーザーごとに必要な機能やデータにアクセスしやすいようUIを編集、設定することができます。この機能をパースペクティブと呼びます。
本記事では、標準UIの設定と、独自のパースペクティブの作成方法を解説します。
標準UIの見た目の設定
パースペクティブを設定していない初期の状態では、EBXのUIは下記画像のように表示されます。EBXではこれを詳細パースペクティブと呼びます。本節ではこの詳細パースペクティブのグラフィック面での編集方法を解説します。
グラフィックインターフェースの編集
管理者アカウントでEBXにログインし、[設定]>[ユーザーインターフェース]>[ユーザーインターフェースの構成]>[詳細パースペクティブ]へ進みます。
[ユーザーインターフェイスの構成]>[グラフィカルインターフェイスの構成]>[色およびテーマ]へと進みます。
右画面で各項目を設定します。設定できる項目は、アイコンやロゴ、および各表示の色です。
- アイコン、ロゴ
項目 | 説明 |
WebサイトアイコンURL | ブラウザのタブに表示されるファビコンを設定します。 |
ロゴURL | EBXのUI左上に表示されるアイコンを設定します。ファイル形式に合わせたURL入力欄に、画像のURLを入力します。 |
- UIカラー
各表示の色を、hexカラーコードで指定できます。
UIの簡素化によるアクセシビリティーの向上
詳細パースペクティブでは、すべてのメニューが表示されていました。EBXのパースペクティブの機能では、新しいUI(=パースペクティブ)を作成し、マスターデータや各種メニューへ直接アクセスする画面を作成することが可能です。本節ではその設定方法について解説します。
パースペクティブの作成
管理者アカウントでEBXにログインし、[設定]>[ユーザーインターフェース]>[ユーザーインターフェースの構成]>[詳細パースペクティブ]と進み、[パースペクティブ]横の[+]を押下します。
新規パースペクティブの作成画面が表示されます。ここで、[所有者]の項目は、このパースペクティブを編集できるユーザー、またはロールに設定します。(通常は管理者ユーザーまたは管理者ロールになります。)
この画面での設定に問題がなければ、右下の[作成]を押下します。
引き続き、作成したパースペクティブの編集画面に遷移します。[パースペクティブメニュー]>[レコードの作成]へと進みます。
下画像のように、セクションを設定する画面が出ます。このセクションの下に作成する項目に応じてラベルを設定し、[保存して閉じる]を押下します。(本稿の例では、このセクションを「テーブル」として、このセクションにテーブルへアクセスするリンクを作成します。)
作成したセクションのメニューを開き、[レコードの作成]を押下します。
セクションに追加するエレメントの編集画面に移ります。各項目の設定については、下表をご参照くださいませ。
項目 | 説明 |
タイプ |
追加するエレメントの種類を選択します。
|
一意名 | このエレメントを特定する物理名を設定できます。 |
親(グループまたはアクションのみ) | どのセクションまたはグループに所属するかを設定します。 |
ラベル | エレメントのラベルおよび説明を追加できます。 |
許可されたデバイス | このエレメントの使用を許可するデバイスを設定できます。(GO Add-on設定時のみ) |
アイコン | エレメントに付与するアイコンを選択します。 |
アクション(アクションのみ) | このエレメントにて行うユーザーのアクションを指定します。(選択できるアクションは、ワークフローのユーザータスクと共通です。) |
閉じるときの選択(アクションのみ) | [閉じる]ボタンが出現するようなアクションにおいて、そのメニューを閉じたときに起動するアクションを選択します。このアクションは、パースペクティブ内で設定したものに限ります。 |
編集完了後[保存して閉じる]を押下すると、下図のようにセクションの下に作成したエレメントが配置されています。
同様にして、下図例のようにセクション、グループ、アクションを作成していきます。
パースペクティブの適用
パースペクティブの有効化
パースペクティブを作成後、左側メニューより[有効化と許可されたプロファイル]に移動します。
[有効化済み]を[はい]に切り替え、作成したプロファイルを使用するユーザーまたはロールを、[許可されたプロファイル]で選択します。
設定後、画面左下の[保存]を押下します。
上記[許可されたプロファイル]で設定したロールまたはユーザーでログインします。
画面右上のユーザーアイコン左側のメニューから、作成したパースペクティブが選べるようになっています。
作成したパースペクティブを選択すると、画面左上に代わり、作成したメニューの一覧が画面左側に現れます。
デフォルトパースペクティブの設定
ユーザーがログインする際にデフォルトで適用されるパースペクティブを指定することが可能です。
[設定]>[ユーザーインターフェース]>[ユーザーインターフェースの構成]>[推奨されるパースペクティブ]へ進みます。
右側画面より[+]を押下し、編集画面を開きます。
下記設定を行います。
項目 | 説明 |
プロファイル | ログイン時にデフォルトのパースペクティブを設定するロール/ユーザーを設定します。 |
パースペクティブ | デフォルトで表示するパースペクティブを設定します。 |
入力後、左下の[保存して閉じる]を押下し、設定は完了です。