概要
Power BI DesktopからTDVへ接続する手順を説明します。
本記事では、以下の2通りの方法を紹介します。
必要なもの
- Power BI Desktop
- 利用可能な状態のものをご用意ください。
- TDVのPower BIドライバ
- TDVの汎用ODBCドライバ
Power BIドライバを使用して接続
Power BI ドライバのインストール
TDVのPower BIドライバのインストーラを準備します。
TDV8.8.xのODBCドライバのインストーラは、TIBCO社よりTDVのインストーラなどとともに提供されている TIB_tdv_drivers_8.8.x_all.zip を展開後の以下のパスに保存されています。
apps\PowerBI\TIB_tdv_PowerBI_Connector-xx.x.xxxx.exe
2. エクスプローラーからTDVのPower BIドライバを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
3. 「Next」をクリックします。
4. 「I agree」をクリックします。
5. 「Next」をクリックします。必要に応じてインストール先フォルダを変更することができます。
6. 「Next」をクリックします。
7. 「Next」をクリックします。
8. 「Next」をクリックします。
9. 「Install」をクリックします。
10. インストール完了まで待機します。
11. 「Configure Power BI Data Source」のチェックを外して、「Finish」をクリックします。
Power BIドライバの設定
1. タスクバーの検索ボックスから「ODBC」と入力し、ODBCデータソースを右クリックし、「管理者権限で実行」を選択します。
2. 「ODBC データ ソース アドミニストレーター」の「システム DSNタブ」を選択し、「追加」をクリックします。
3. 「Power BI Connector for TIBCO(R) Data Virtualization」を選択して「完了」をクリックします。
4. 以下の情報を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
DSN Source Name | 任意の名前 |
Host | TDVのIPアドレスまたはホスト名 |
Port | ODBCコネクションポート番号(デフォルトは9401) |
Domain |
ユーザーの所属するドメイン |
Datasource | TDVで公開されたデータソースの中から接続対象のデータソースを入力 |
Encrypt |
接続を暗号化したい場合は Encrypt にTrueを選択します。 |
SSO |
(空)(デフォルト)のまま |
Authentication Type |
|
User Name |
接続するユーザー名 |
Password | ユーザーのパスワード |
5. 「Test Connection」をクリックし、接続が成功することを確認して「OK」をクリックします。
6. 「OK」をクリックし、ODBCデータソースを終了します。
Power BI DesktopからTDVサービスへ接続
1. Power BI Desktopを起動し、「データを取得」の上にあるアイコンをクリックします。
2. 検索欄に「tibco」と入力し、「TIBCO(R) Data Virtualization」を選択して「接続」をクリックします。
3. 「Data Source Name」に先ほどODBCドライバで設定した「DSN Source Name」を入力し、OKをクリックします。
4. TDVのユーザ名とパスワードを作成します。
5. レポート作成で使用するテーブルを選択して、「読み込み」をクリックします。
6. 読み込んだテーブルを使用してレポートを作成することができます。
TDVの汎用ODBCドライバを利用して接続
1. TDVのODBCドライバのインストーラを準備します。
TDV8.5.xのODBCドライバのインストーラは、TIBCO社よりTDVのインストーラなどとともに提供されている TIB_tdv_drivers_8.8.x_all.zip を展開後の以下のパスに保存されています。
製品 | フォルダ | ファイル |
---|---|---|
64ビット版 | apps\odbc\win64 |
|
32ビット版 | apps\odbc\win |
CsOdbcInstall88.exe |
2. エクスプローラーからTDVのODBCドライバを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
3. 「はい」を選択します。
4. インストールが完了するとダイアログが出るので「OK」をクリックして、インストールを終了します。
ODBCドライバの設定
1. タスクバーの検索ボックスから「ODBC」と入力し、ODBCデータソースを右クリックし、「管理者権限で実行」を選択します。
2. 「ODBC データ ソース アドミニストレーター」の「システム DSNタブ」を選択し、「追加」をクリックします。
3. 「TIBCO(R) Data Virtualization 8.8」を選択して「完了」をクリックします。
4. 以下の情報を入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
DSN Name | 任意の名前 |
Host | TDVのIPアドレスまたはホスト名 |
Port | ODBCコネクションポート番号(デフォルトは9401) |
Encrypt |
接続を暗号化したい場合は Encrypt に✓を入れます。 |
Integrated Authentication |
|
Kerberos SPN |
(空)(デフォルト)のまま |
Authentication Type |
|
User Name |
接続するユーザー名 |
Password | ユーザーのパスワード |
Domain |
ユーザーの所属するドメイン |
Datasource | TDVで公開されたデータソースの中から接続対象のデータソースを入力 |
5. 「Test」をクリックし、接続が成功するか確認します。成功すれば「OK」をクリックします。
6. 「OK」をクリックし、ODBCデータソースを終了します。
Power BI DesktopからTDVサービスへ接続
1. Power BI Desktopを起動し、「データを取得」の上にあるアイコンをクリックします。
2. 検索欄に「ODBC」と入力し、「ODBC」を選択して「接続」をクリックします。
3. DSNを選択して、「OK」をクリックします。
4. 「既存またカスタム」を選択して、「接続」をクリックします。
5. レポート作成で使用するテーブルを選択して、「読み込み」をクリックします。
6. 読み込んだテーブルを使用してレポートを作成することができます。