目的
EBXではゴールデンレコードかマージ済みレコードなのかを状態フィールドで管理しているので、状態フィールドでフィルターをかけていないデフォルトビューの場合は、マージされたレコードも表示されます。
本記事ではゴールデンレコードのみを表示する単純表形式ビューを作成し、ゴールデンレコードの詳細ビューに、マージされたレコード一覧を表示するタブを作る手順を紹介します。
作成時点バージョン
製品 |
バージョン |
EBX |
6.1.3 |
Match and Merge Add-on | 6.1.3 |
操作手順
ゴールデンレコードのみに制限したビューの作成
名寄せ対象の存在するテーブルに新しいビューを作成します。
- 「ビュー」>「新しいビューを作成」と進みます。
- 「ビューの作成」の設定を行います。
項目 | 設定 |
ドキュメント |
ビューの論理名を記入します。 |
所有者 | ビューの編集権限を付与するユーザを選択します。 |
共有 | ビューを共有するユーザやロールを選択します。 |
ビューモード | 「単純表形式ビュー」を選択します。 |
-
- 右下の「次へ」を押下して2ページ目に進みます。
- 「フィルター」の「基準を追加」は「状態」を選択します。
-
- 下のキャプチャのように設定します。
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- 「作成して適用」を押下します。
目的のビューを作成することができました。名寄せ実行前の場合、下のキャプチャのように表示されるレコードはありません。名寄せ実行後はゴールデンレコードが表示されます。
マージされたレコードを一覧表示するタブの作成
名寄せ対象を定義しているデータモデルに追加設定を行います。
- 名寄せ対象を定義しているデータモデルを開きます。
- 名寄せ対象を定義しているテーブルで「子の作成」を押下します。
- 新しいエレメントの構成を設定します。
項目 |
設定 |
名称 |
物理名を記入します。 |
ラベルおよび説明 | 論理名を記入します。 |
エレメントの種類 |
|
- 右下の「作成」を押下します。
- データモデルを公開します。
上記の設定を行ったテーブルのレコードを選択すると、新しいタブが作成されていることがわかります。
(本資料では「マージ済みレコード」が作成されています。)
名寄せの実行後、レコードを選択し、作成したタブを押下するとマージされたレコードの一覧が表示されます。
(本資料では顧客ID:1に顧客ID:17, 1051, 1148がマージされたことがわかります。)