バージョン情報
製品 | バージョン |
---|---|
EBX | 6.2.0 |
概要
本記事では、EBXにおけるRESTリクエストとレスポンスの基本形式について解説します。
リクエスト
リクエストの構造
EBXのRESTリクエストのURLは、いずれのリクエストにおいても下記のように示されます。
http[s]://<host>[:<port>]/<ebx-dataservices>/rest/{category}/{categoryVersion}/{specificPath}[:{extendedAction}]?{queryParameters}
ここで、ポート以下の各要素は下記を意味します。
要素 | 説明 |
ebx-dataservices | ebx-dataservices.warが格納されている、../tomcat-9.X.X/webapps/ 以下のパスを指します。通常は"ebx-dataservices"のみです。 |
category | REST APIを通じて行うリクエストの種類です。(下記参照「リクエストの種類」) |
categoryVersion | 上記操作カテゴリのバージョンを指します。現在は"v1"で固定です。 |
specificPath | リクエストを行う対象のパスを指します。 |
extendedAction | リクエストに追加でアクションを指定できる場合は、この位置に記載します。 |
queryParameters | リクエストに追加でパラメーターを指定できる場合は、この位置に記載します。 |
リクエストの種類
リクエストの種類(上記URLのcategoryに記載)は、下記の通り
要素 | 説明 |
admin | 管理系の操作を行う際に使用します。(例:EBXユーザー/ロール情報、システム情報の取得) |
auth | 認証系の操作を行う際に使用します。(例:トークンの生成、パスワードの変更) |
data/data-compact | データセット、テーブル、レコードにおける各操作を行う際に使用します。 |
data-bo/data-compact-bo |
ビジネスオブジェクトを通じたレコード操作に使用します。 |
form-data/form-data-compact |
レコードの登録/更新時に使用します。上記"data"とは異なり、登録/更新を行う前に行ったバリデーションの結果レポートを、リクエストのレスポンスとして返却します。 |
health | ヘルスチェックを行う際に使用します。 |
history | データの履歴に関する情報を取得する際に使用します。 |
api | 指定したリソースのOpenAPIドキュメントを生成します。 |
リクエストヘッダー
要素 | 説明 |
Accept | レスポンスに使用されるコンテンツタイプを指定します。現在サポートされているのは、application/jsonのみとなります。 |
Accept-Language | レスポンスに使用されるロケールを指定します。指定したロケールが存在しない場合は、デフォルトのロケールが使用されます。 |
Authorization | 認証情報を記載します。 |
Content-Type | リクエストのボディに使用されるメディアタイプを指定します。現在サポートされているのは、application/json または application/x-www-form-urlencoded です。サポートされていないタイプを指定した場合、415エラーが返されます。 |
X-Requested-With | このヘッダーが設定されている場合、認証失敗の際に、WWW-Authenticateヘッダーがレスポンスに付与されません。 |
パラメータ
要素 | 説明 |
disableRedirectionToLastBroadcast |
D3構成をとる場合にのみ有効なパラメータです。 tureの場合、プライマリノード上で配信されるデータスペースへのアクセスは、最終配信時のスナップショットへとリダイレクトされません。デフォルトはfalseです。 |
ebx-channel | リクエスト送信時のEBXへの接続チャネルを指定します。接続チャネルとデータモデル上で設定されているvisibilityに応じて、操作できるデータが異なります。指定できる値は、dataServices または ui のみです |
レスポンス
レスポンスは、送信したリクエストに応じてボディの内容が変わるため、本稿ではレスポンスヘッダーのみ解説します。
レスポンスヘッダー
要素 | 説明 |
Content-Language | レスポンスに使用されるロケールを示します。 |
Content-Type | レスポンスボディのコンテンツタイプを示します。 |
Location | 新規レコードの追加がなされた場合に、そのレコードへのクエリURLを示します。 |
WWW-Authenticate |
Basic認証による認証かつリクエストに”X-Requested-With”ヘッダーが設定されていない状況で認証に失敗した場合に、401エラーとともにこのヘッダーが付与されます。値はEBXで固定です。 |