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Spotfire ServerのTCPポート番号の変更手順

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    概要

    この記事ではSpotfire ServerのTCPポート番号を変更する手順について説明します。

     

    設定手順

    Spotfire Server のポート番号は「server.xml」設定ファイル内に記載されています。ポート番号を変更する場合、本ファイルを編集した後、TSSサービスの再起動を行って下さい。

    • ファイルの場所：<TSS Install Dir>\tomcat\conf\server.xml

    <TSS Install Dir> ：Spotfire Serverがインストールされているフォルダ（例：C:\tibco\tss\10.10.10\）

     

    以下の項目のTCPポート番号を変更して下さい。

    • SHUTDOWN ポート（デフォルト値:9005）：

      • <Server port=“****” shutdown=“SHUTDOWN>
    • Spotfire Server ポート（デフォルト値:80）：
      • <Connector port=“****” …>
    • Backend registration ポート（デフォルト値:9080）：
      • <Connector port=“****” connectorType="registration"…>
    • Backend communication ポート（デフォルト値:9443）：
      • <Connector port=“****” connectorType="backend"…>

    「server.xml」設定ファイル内の該当箇所は以下の通りです。

    mceclip0.png

     

    Node Managerとの通信に関連するポート（Backend registrationポート、Backend communicationポート）の変更を行う場合には、 Node Manager の設定ファイル「nodemanager.properties」の編集も必要になります。

    • ファイルの場所：<NM Install Dir>\nm\config\nodemanager.properties

    <NM Install Dir> ：Node Managerがインストールされているフォルダ（例：C:\tibco\tsnm\10.10.10\）

     

    以下の項目のTCPポート番号を編集して下さい。

    • server.backend.registration.port（デフォルト値:9080）
    • server.backend.communication.port（デフォルト値:9443）
    • nodemanager.supervisor.known 行を削除

    mceclip1.png

     

    Node Managerとの通信に関連するポートを変更する場合、以下の手順で設定変更を行ってください。

    1. Spotfire Server / Node Manager サービスを停止。
    2. Spotfire Server の設定ファイル「server.xml」ファイルを編集。
    3. Node Manager の設定ファイル「nodemanager.properties」ファイルを編集。
    4. Spotfire Server / Node Manager サービスを起動。

    複数のTSSをクラスタリング構成する際に利用している Apache Ignite は、３つのTCPポートを利用しています。

    • デフォルト値：5701 / 5702 / 5703

    Apache Ignite が利用するポート番号は、Configuration Tool 内の以下の場所で変更できます。

    • Configuration → Clustering

    • Port 設定を変更して下さい。設定値を先頭にした連続する３つのTCPポート番号が利用されます。

    mceclip2.png