メインコンテンツへスキップ

Spotfire ServerのTCPポート番号の変更手順

  • 更新
TOP

    概要

    この記事ではSpotfire ServerのTCPポート番号を変更する手順について説明します。

     

    設定手順

    Spotfire Server (TSS)

    Spotfire Server のポート番号はserver.xml設定ファイル内に記載されています。
    ポート番号を変更する場合、本ファイルを編集した後にSpotfire Serverサービスを再起動します。
    server.xmlのパスは以下のとおりです。

    <Spotfire Serverインストールフォルダ>\tomcat\conf\server.xml

    server.xmlをエディタ等で開き、以下の項目のTCPポート番号を変更して下さい。

    • SHUTDOWN ポート（デフォルト値: 9005）：
      • <Server port="<変更後のポート番号>" shutdown="SHUTDOWN">
    • Spotfire Server ポート（デフォルト値: 80）：
      • <Connector port="<変更後のポート番号>" …>
    • Backend registration ポート（デフォルト値: 9080）：
      • <Connector port="<変更後のポート番号>" connectorType="registration" …>
    • Backend communication ポート（デフォルト値: 9443）：
      • <Connector port="<変更後のポート番号>" connectorType="backend" …>

    server.xml内の該当箇所は以下の通りです。

    mceclip0.png

    Apache Ignite

    複数のSpotfire Serverでクラスタを構成する際に利用している Apache Ignite は、デフォルト設定で以下の３つのTCPポートを利用しています。

    • 5701 / 5702 / 5703

    Apache Igniteが利用するポート番号は、Configuration Tool 内のConfiguration > Clusteringで変更できます。
    Configure Clusteringにて、Port に設定したポート番号から連続する３つのTCPポート番号が使用されます。
    例：Portに5903を設定した場合、5903 / 5904 / 5905 の３つのポート番号が使用されます。

    mceclip2.png

    Node Manager

    Node Managerとの通信に関連するポート（Backend registrationポート、Backend communicationポート）の変更を行う場合には、 Node Manager の設定ファイルnodemanager.propertiesの編集も必要になります。
    nodemanager.propertiesのパスは以下のとおりです。

    <Node Managerインストールフォルダ>\nm\config\nodemanager.properties

    nodemanager.propertiesをエディタ等で開き、以下の項目のTCPポート番号を変更して下さい。

    • server.backend.registration.port（デフォルト値: 9080）
    • server.backend.communication.port（デフォルト値: 9443）
    • nodemanager.supervisor.known行を削除

    mceclip1.png

    Node Managerとの通信に関連するポートを変更する場合、以下の手順で設定変更を行ってください。

    1. Spotfire Server / Node Managerサービスを停止
    2. Spotfire Server の設定ファイルserver.xmlを編集
    3. Node Manager の設定ファイルnodemanager.propertiesを編集
    4. Spotfire Server / Node Managerサービスを起動