Streaming Studioにて作成したEventFlow・LiveViewフラグメントをサーバ起動時に自動起動するための手順について説明します。この記事ではWindows Serverをデプロイ対象としています。Linuxについてはこちらをご覧ください。
本手順ではすでにフラグメントに対応したStreamBase Applicationプロジェクトを作成し、Application Packageを作り終えているものとします。アプリの作成手順についてはこちらの記事をご覧ください。
また、以下の手順は管理者権限の持つユーザで操作を行う必要があります。
手順
1. Streaming Command Promptを開く
スタートメニューから"StreamBase 10.6 Command Prompt"を開きます。
2. 環境変数JAVA_HOMEを確認
次のコマンドを入力し、出力されたパスをメモします。
> echo %JAVA_HOME%
出力例:
3. システム環境変数にJAVA_HOMEを追加する
続いてスタートメニューまたはコントロールパネルから「システム環境変数の編集」を開きます。
「環境変数」をクリックします。
システム環境変数(S)画面の「新規」をクリックし、変数名をJAVA_HOME、変数値を先ほどメモしたパス(今回はC:\TIBCO\sb-cep\10.6\jdk)と入力して「OK」をクリックします。
以下、すべてのウィンドウで「OK」をクリックして閉じます。
4. アプリケーションをWindowsサービスとして追加
再度"StreamBase 10.6 Command Prompt"を管理者権限で開き、アプリケーションアーカイブ(.zip形式)の配置されたフォルダへ移動します。
移動後、次のコマンドを実行します。
> epadmin install systemservice name=<サービス名> nodedirectory=<ノード格納先フォルダ> nodename=<ノード名> application=<アプリケーションアーカイブへのパス> displayname=<サービスの表示名> startup=<起動方法>
実行例:
> epadmin install systemservice name=lvsample nodedirectory=C:\TIBCO\nodedir nodename=A.lvsample application=archive_deploy_sample_lv_sample_lvweb-0.0.1-SNAPSHOT-ep-application.zip displayname=LV-Sample startup=automatic
各パラメータの詳しい説明は公式ドキュメントをご参照ください。
5. サービスの稼働状況確認
スタートメニューから「サービス」を開き、先のコマンド4で指定した名前のサービスが追加されていることを確認します。
追加したサービスを右クリックし、「開始」をクリックするとアプリケーションが開始されます。今回はスタートアップの種類を「自動」としているため、次回以降サーバの起動時に自動でサービスも開始されます。
以上で操作は完了となります。