StreamBaseアプリケーションアーカイブの作成とデプロイ
この記事では、StreamBase Studioで作成した各種アプリケーションのパッケージ化とそのデプロイ、アプリ実行までの手順について説明します。
例として、サンプルプロジェクトの"sample_lv_sample_helloliveview"のアプリケーションアーカイブを作成し、Windows Server上でアプリケーションを開始する手順を紹介します。
アプリケーションをサービスとして管理する場合はこちらの記事をご覧ください。
1. StreamBaseアプリケーションプロジェクトの作成
StreamBase Studioを開き、メニューバーの"File"->"New" -> "StreamBase Project"を選択します。
ウィザード画面が表示されます。はじめにプロジェクト名およびタイプの選択します。
名前は任意(画像では"sample_lv_sample_helloliveview-app")で、タイプは"StreamBase Application"とします。
Mavenアーティファクトの構成設定画面に遷移します。必要があれば各種項目を変更します。
今回は特に変更せず、Finishをクリックします。
正常に作成されると、下記のウィンドウが表示されます。
StudioのProject Explorerに、作成したプロジェクトが追加されたことを確認します。
2. Dependencyの追加
作成したプロジェクト内にある"pom.xml"を開きます。
ビュー下部の"Dependencies"を選択し、"Dependencies"欄の"Add..."ボタンをクリックします。
依存関係とするプロジェクト、すなわちアプリケーションとしてデプロイするフラグメントのプロジェクトを選択します。
赤枠内にプロジェクト名(artifactIdに対応)を入力し、表示される結果からフラグメントを選択し、"OK"をクリックします。
Dependenciesにプロジェクトが追加されたことを確認して、pom.xmlを上書き保存します。
3. アプリケーションアーカイブのビルド
アプリケーションプロジェクトのフォルダを右クリックし、"StreamBase"->"Create StreamBase Application Archive..."を選択します。
表示されるウィンドウ下部の"Package Application"をクリックしてアプリケーションのビルドを開始します。
出力内容に"BUILD SUCCESS"が表示されましたら完了です。
ウィンドウを閉じるとプロジェクト内のtargetフォルダ配下にパッケージファイル(zip形式)が作成されます。
4. サーバへアプリケーションをインストール
作成したアプリをサーバ上で実行します。アプリを開始するにはまずサーバにパッケージをインストールする必要があります。インストールされたアプリはノードという名前で管理されます。
Windowsのスタートメニューから、"StreamBase 10.X Command Prompt"を開きます。
プロジェクトのフォルダパスへ移動し、次の形式でコマンドを入力します。
> epadmin install node application=<パッケージファイル(zip)のパス> nodename=<ノード名> nodedirectory=<ノードのインストール先パス>
実行例:
5. アプリケーションを実行
インストールしたノード(アプリケーション)を開始してみます。
開始コマンドは次の通りです。
> epadmin servicename=<ノード名> start node
実行例:
6. アプリケーションの停止
開始したサービスを停止するには、以下のコマンドを入力します。
> epadmin servicename=<ノード名> stop node