Spotfire application for Windows(旧Analyst)は、デフォルト設定でCドライブに一時ファイルを書き込みます。大容量の分析データを扱う際、データのページアウトによってCドライブの容量が不足し、システムが不安定になる場合があります。
本記事では、この問題を回避するため、一時ファイルの格納先フォルダを変更する手順を説明します。
動作確認環境
本資料はSpotfire application for Windows(旧Analyst) 14.0.10 LTS環境にて動作確認を行い、作成しています。
なお、資料に記載されている内容は、バージョン12.0 LTS以降の環境でも適用可能です。
一時ファイル格納先フォルダの変更手順
Spotfire Analystの一時ファイル格納先フォルダは、OSの環境変数「TMP」または「TEMP」の設定に基づきます。
システムは環境変数の存在を次の順序でチェックし、最初に見つかったパスを使用します。
①、TMP 環境変数で指定されたパス。
②、TEMP 環境変数で指定されたパス。
したがって、Spotfire Analystの一時ファイル格納先フォルダを変更したい場合は、OSの環境変数「TMP」または「TEMP」の値を変更してください。
※環境変数を変更した後は、設定を反映させるためにSpotfire Analyst(またはOS)の再起動が必要となります。
注意事項として、OSの環境変数「TMP」または「TEMP」を変更した場合、その設定はSpotfire以外のすべてのアプリケーションにも適用されます。他のアプリケーションの挙動や一時ファイルの保存先にも影響が及ぶため、変更を行う際はシステム全体への影響を十分にご考慮の上、慎重に実施してください。
例:
D:\spotfire-temp
なお、OSのログインユーザーごとに格納先フォルダを分ける(動的に切り替える)場合は、以下のように設定します。
設定方法として、環境変数の値に、ログイン中のユーザー名に自動置換される環境変数 %USERNAME% を含めて指定します。
※指定したパスの配下に、各ユーザーが書き込みを行える適切なアクセス権限が適用されていることを事前にご確認ください。
D:\spotfire-temp\%USERNAME%
上記のように設定することで、例えば「UserA」というユーザーがログインした際は D:\spotfire-temp\UserA が、別のユーザーがログインした際はそれぞれのユーザー名に対応したフォルダが、自動的に一時ファイルの格納先として使用されます。
参考資料
How to change location of temp files in Spotfire Analyst Client?