概要
RSSフィードを利用することで、Spotfire Analystログイン画面やWebのログイン画面に独自の情報を表示することができます。
例:
・Analystログイン画面(赤い枠は表示されません)
・Webログイン画面(赤い枠は表示されません)
本資料はRSSフィードの設定方法について説明します。
動作環境
・Spotfire Server / Web Player / Analyst 7.6以降
※本資料はSpotfire 10.10.11 LTSで作成しております。ファイルパスなどは実際のバージョン番号に読み替えてください。
設定手順
①RSSファイルの作成
RSSファイル「rss.xml」を作成し、以下の場所に格納してください。
・C:\tibco\tss\10.10.11\tomcat\webapps\spotfire\rss.xml
※ファイルは「RSS 2.0 specification」に準拠している必要があります。
※RSSファイルは「UTF-8 BOMあり」のエンコードで保存してください。
②RSSフィードの有効化
Spotfire Server機内で、スタートメニュー:「TIBCO Spotfire Server 10.10.11 LTS」⇒「Configure TIBCO Spotfire Server 10.10.11 LTS」を実行して設定ツール(TIBCO Spotfire Server 10.10.11 LTS Configuration Tool」を起動してください。
※設定ツール起動時にパスワードの入力が必要です。パスワードはSpotfire環境構築時に指定されますので管理者様へお問い合わせください。
設定ツール起動後に「Configuration」タブを開き、「Login Dialog」ページにて「RSS feed」欄に「/spotfire/rss.xml」を入力し、「Save configuration」を押して保存してください。
保存時には「Database」を選択してください。
コメントを入力し、「Finish」ボタンを押して保存を完了させてください。
最後に、Spotfire Serverサービスを再起動して上記の設定変更を反映させてください。
③動作確認
Analystログイン画面を開き、RSSフィードが正しく表示されていることを確認してください。
(画面コピーは本資料の先頭部分をご参照ください。)
Web Playerログイン画面を開き、RSSフィードが正しく表示されていることを確認してください。
(画面コピーは本資料の先頭部分をご参照ください。)
④RSSフィードの更新
RSSファイルを変更した場合変更内容が直ちにSpotfire AnalystやWeb Playerのログイン画面反映されますので、Spotfire Server サービスを再起動する必要はありません。
注意事項
1.Spotfire 11.7より前のバージョンの場合は、Web Playerログイン画面には日時情報(item.pubDate)が正しく表示されません。
- 各項目に指定された日時ではなく、最初の項目の日時情報が全項目に表示されてしまいます。
2.Analystログイン画面とWeb Playerログイン画面の表示が少し異なります。
- Web Playerログイン画面にはRSSフィードが最大3つまで表示されます。
- RSSファイルの先頭からの3つまでが表示されます。
- Analystログイン画面にはRSSフィードが最大5つまで表示されます。
- RSSファイルの最後からの5つまでが逆順で表示されます。
参照資料
・Enabling an RSS feed in the Spotfire login dialog(RSSフィード有効化手順)
RSSファイル(rss.xml)のサンプル
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<rss version="2.0">
<channel>
<title>RSSフィード・チャネル・タイトル</title>
<description>RSSフィード・チャネル・説明文</description> <item>
<title>RSSフィード・アイテム・タイトル①</title>
<description>RSSフィード・アイテム・説明文①</description>
<link>http://example.com/</link>
<pubDate>2022-04-20 10:09:11 +0900</pubDate>
</item>
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<title>RSSフィード・アイテム・タイトル②</title>
<description>RSSフィード・アイテム・説明文②</description>
<link>http://example.com/</link>
<pubDate>2022-04-21 11:09:11 +0900</pubDate>
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<title>RSSフィード・アイテム・タイトル③</title>
<description>RSSフィード・アイテム・説明文③</description>
<link>http://example.com/</link>
<pubDate>2022-04-22 12:09:11 +0900</pubDate>
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<title>RSSフィード・アイテム・タイトル④</title>
<description>RSSフィード・アイテム・説明文④</description>
<link>http://example.com/</link>
<pubDate>2022-04-23 13:09:11 +0900</pubDate>
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<title>RSSフィード・アイテム・タイトル⑤</title>
<description>RSSフィード・アイテム・説明文⑤</description>
<link>http://example.com/</link>
<pubDate>2022-04-24 14:09:11 +0900</pubDate>
</item> </channel>
</rss>