概要
TDV から Oracle Database 19c へ接続する手順を紹介します。
別途 Oracle 19c のJDBCドライバを用意する必要があります。対象となるドライバについては以下をご参照ください。
Obtain and Install the Drivers for Oracle Applications
検証環境
Server Version: 8.5.2
Server OS: Windows10
Studio OS: Windows 10
接続手順
1. 新規アダプタタイプ選択画面で Oracle 19c(Thin Driver) を選択します。
2. 次のようなエラーが表示されるため、ドライバをインストールします。
3. JDBCドライバを次のフォルダに配置します。
<installation directory>\conf\adapters\system\oracle_19c_thin_driver
4. TDV Studio を閉じ、TDV Serverを再起動します。
5. TDV Studio を開き、新規アダプタタイプ選択画面で Oracle 19c(Thin Driver) を選択します。
6. 各種パラメータを入力します。基本タブの設定項目は次の通りです。
-
Host
:Oracle19c がインストールされているマシンのホスト名またはIPアドレス -
Port
:Oracle19c のポート番号(デフォルトは1521) -
Service Name
:接続対象のサービス名 -
Login
:対象のサービスへ接続できる権限を持つアカウント名 -
Password
:対象となるアカウントのパスワード
7. 「作成とイントロスペクト」を実行し、エラーが表示される場合は、「詳細」タブをクリックし、Connection URL patternの<PORT>と<DATABASE_NAME>の間のコロン(“:”)をスラッシュ(“/”)に変更します。
8. スキャンされたファイル一覧を表示させます。
今回はODER_DETAIL
のみにチェックを入れ、リソースの追加を行います。
9.リソースの追加結果です。ステータスが「成功」となっていることを確認し、「OK」をクリックします。
10.リソースはデータソース配下で次のように表示されます。
11. 追加したテーブルをダブルクリック、もしくは右クリックして「開く」を選択します。
12. 「コンテンツの表示」アイコンをクリックし、レコード内容の確認を行います。
照合順序の確認
TDVはバイナリ照合順序のため、TDVとデータベースの照合順序が異なる場合、JOINなどの処理で誤った結果となる可能があります。
接続するデータベースの照合順序を確認し、TDVと照合順序が異なる場合、TDVと照合順序を合わせる、もしくはデータソースの「詳細」タブをクリックし、Collation Sensitiveにチェックを入れる必要があります。