概要
TDVではXMLファイルをデータソースとして取り込むことができますが、SQLスクラッチパッドでの出力やビュー上で結合などを行う場合はテーブル形式に変換する必要があります。
本手順では、TDV から XQLファイル へ接続する手順、およびXMLファイルをテーブル形式に変換する手順を紹介します。
検証環境
Server Version: 8.5.2
Server OS: Windows10
Studio OS: Windows 10
接続データについて
本手順では以下のXMLファイルを使用しています。
接続手順
1. 新規アダプタタイプ選択画面で File-XML を選択します。
2. 以下のとおり必要な情報を入力し、作成とイントロスペクトをクリックします。
- Local File System > Root Path
- 対象のXMLファイルが存在するフォルダを指定します
- 対象のXMLファイルがローカルにある場合はこちらを選択します。
- URL
- 対象のXMLファイルが存在するサーバーへのパス+フォルダを指定します
- 対象のXMLファイルがTDV Serverと異なるサーバーにある場合はこちらを選択します。
- Character Set
- 文字コードを選択します
3. 対象のXMLファイルを選択し、次へをクリックします。
4. 問題なければ終了をクリックします。
5. イントロスペクトが正常に終了したことを確認し、OKをクリックします。
6. データソースにXMLファイルとXMLの定義ファイルが存在することを確認します。
変換手順
1. TDV Studio上のリソースツリー(左ペイン)にて新規 > 新しい変換をクリックします。
2. Any-Any変換を選択し、次へをクリックします。
3. 任意の変換名を入力し、次へをクリックします。
4. 新しく作成した変換を開き、イントロスペクトしたXMLファイルをドラック&ドロップします。
5. パレット上のLoopアイコンを、先ほどドラック&ドロップしたXMLオブジェクトの右にドラック&ドロップします。
6. XMLオブジェクト上のschool:Classes[ ]を loopオブジェクト上のsourceにドラック&ドロップします。
7. loopオブジェクト上で右クリックし、ソースの追加をクリックします。
8. XMLオブジェクト上のschool:Class[ ]を展開し、school:Student[ ]を loopオブジェクト上のsourceにドラック&ドロップします。
9. outオブジェクトを右クリックし、パラメータの追加をクリックします。
10. 複雑 > CURSOR をクリックします。その後、パラメータ名を任意の名前に変更します。本手順ではClassListという名前に変更します。
11. loopオブジェクト上のStudentをoutオブジェクト上のClassList[]へドラック&ドロップします。この時、パラメータの挿入という表記が出ないように注意してください。パラメータの挿入という表記が出た状態でドラック&ドロップした場合はドラック&ドロップしたパラメータを右クリックし、"<パラメータ名>"の削除をクリックして削除してください。
12. loopオブジェクト上のschool:CourseNameをoutオブジェクト上のClassList[]以外にドラック&ドロップします。この時、パラメータの挿入という表記が出ていることを確認してください。ClassList[]へドラック&ドロップしてしまった場合はもう一度手順11を行ってください。
13. outオブジェクト上のCourseNameをクリックし、ツールバー上の下へ移動アイコンをクリックし、ClassList[]の下へ移動させます。
14. outオブジェクト上のCourseNameが選択された状態で、ツールバー上の内部へ移動アイコンをクリックします。
15. loopオブジェクト上のschool:CourseNameをoutオブジェクト上のCourseNameにドラック&ドロップします。この時、パラメータの挿入という表記が出ないように注意してください。
16. 手順18~21を他のパラメータでも実施します。対象となるパラメータは以下の通りです。
- school:CourseDescription
- school:Department
- school:CreditNumber
- school:TeacherName(school:Teacherを展開した先にあります)
- school:TeacherEmail(school:Teacherを展開した先にあります)
- school:StudentName
- school:StudentEmail
17. 作成した変換を保存し、ツールバーの実行アイコンをクリックし、結果を確認します。
18. 作成した変換はSQLスクラッチパッドやビュー上でテーブルと同じように扱うことができます。