概要
ネットワークドライブ上にあるAccessファイルに接続する方法について説明します。
検証環境
製品 | バージョン | 備考 |
---|---|---|
TDV Server | 8.5.2 | Windows Server 2019 で実行 |
前提
本記事の手順を実施するにあたって以下の前提を満たす必要があります。
① TDV Server実行環境からネットワークドライブに接続可能であること
TDV Serverの実行環境であるサーバー(TDVサーバー)から接続対象のファイルが存在するネットワークドライブに接続可能であることを前提とします。
以下の例では、TDVサーバーとは別のホストにある共有フォルダ \\ad.intad.tibcom.com\share
がTDVサーバーのXドライブとしてマウントされており、Active Directoryによる認証に成功することでTDVサーバーからネットワークドライブへ接続することができます。
② TDV Serverサービスがネットワークドライブへ接続可能なユーザアカウントにより実行されていること
この後TDV上で作成するデータソースからネットワークドライブ上のファイルに接続するために、TDVサーバーで実行されるTDV Serverサービスはネットワークドライブへ接続可能なユーザアカウントにより実行されている必要があります。
以下のように、「サービス」でTDV Serverの実行アカウントを変更します。
データソース設定
ネットワークドライブ上のAccessファイルに接続するためのデータソース設定を行います。
接続対象ファイル
今回は以下のACCDBファイルに接続します。
接続確認
Microsoft Access (non-ODBC)アダプタを利用してデータソースを作成後、Fileに以下のような形式でファイルパスを記述し、Test Connection(テスト接続)をクリックします。
\\[hostname]\[filepath]
テスト接続が正常に成功することを確認します。
イントロスペクト
ファイルをイントロスペクトします。
データ確認
データが正常に取得できることを確認します。