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Azure Files への接続方法

  • 更新

    概要

    Azure Files に接続する方法について説明します。

     

    検証環境

    製品 バージョン 備考
    TDV Server

    8.5.3

    Windows Server 2019環境で実行
    TDV Studo
    Azure Portal - 以降の説明およびスクリーンショットは2022年8月時点のもの

     

    Azure Data Lake Storage

    本記事で紹介する一連の手順では Azure Data Lake Storage Gen2 （以下、ADLS）を利用し、ストレージアカウント内のファイル共有内にあるファイル（presidents.csv）に接続します。

    azure_file000.png

     

    事前準備

    ADLS側で事前準備作業を実施します。
    ストレージアカウントおよびファイル共有設定は事前に完了していることを前提とします。

     

    ファイアウォール設定

    TDV Serverからの接続を許可するために、ストレージ アカウントのファイアウォール設定にTDV ServerのIPアドレスを追加しておきます。

    adls_storageaccount_network001.png

     

    TDVサーバーにネットワークドライブとしてマウント

    ファイル共有をTDVサーバーにネットワークドライブとしてマウントします。

    1. マウント対象のファイル共有の概要にて接続をクリックします。

    azure_file004.png

    2. OS（本記事ではWindows 選択）、ドライブ文字、認証方法（本記事ではストレージ アカウント キー を選択）を選択します。

    azure_file005.png

    3. 表示されているスクリプトをコピーし、TDV Server実行環境であるWindowsサーバーのPowershellで実行します。

    このとき、Powershellは管理者権限で起動する必要はありません。

    azure_file006.png

    Powershellでスクリプトの実行が成功すると以下のように表示されます。

    azure_file_mount.png

    4. TDVサーバーにファイル共有がマウントされていることを確認します。

    azure_file007.png

    azure_file008.png

     

    TDVデータソース接続

    TDVからAzure Filesに接続します。

    TDV Server実行アカウントの変更

    TDV Serverサービスの実行アカウントを以下のようにネットワークドライブとしてマウントしたファイル共有に接続可能なアカウントに変更します。
    変更後にはTDV Serverサービスを再起動してください。

    azure_file009.png

    アダプタ設定

    1. 今回はネットワークドライブ上のcsvファイルを参照するため、File-Delimitedアダプタを利用するデータソースを作成し、以下の項目をセットします。（以下で指定のない項目はデフォルト値で問題ありません。）

    項目 内容
    Root Path

    \\[ストレージ アカウント名].file.core.windows.net\[ファイル共有名]
    例）\\tibco.file.core.windows.net\test
    注意：Z:\dataのようにネットワークドライブ名を使用したパスではないことに注意してください。

     

    2. データソースを保存し、接続テストを行い、正常に接続できることを確認します。

    azure_file009_002.png

    イントロスペクト

    リソースの追加/削除… をクリックし、イントロスペクトを行います。

    azure_file010.png

    azure_file011.png

    azure_file012.png

    リソースが取得できることを確認します。

    azure_file013.png

    データ取得

    イントロスペクトされたテーブルをプレビューできることを確認します。

    azure_file014.png