概要
本パートでは、以下の操作を確認します。
- ユーザーアカウントを作成する。
- グループを作成し、ユーザーアカウントを割り当てる。
- 各ユーザーアカウントに適切な製品ライセンスを付与する。
前提条件
本パートでは、以下を前提とします。
- Spotfire を利用するユーザーは5名である。
- ユーザーは生産部門または品質部門に所属している。
- Spotfire Analyticsユーザーが2名、Spotfire Analysis Consumerが3名である。
以上を表にまとめると、以下の通りです。
| アカウント名 | グループ | 製品ライセンス |
|---|---|---|
| h.suzuki | 生産部門 | Spotfire Analytics |
| t.tanaka | 生産部門 | Spotfire Analysis Consumer |
| a.sakata | 生産部門 | Spotfire Analysis Consumer |
| r.kawano | 品質部門 | Spotfire Analytics |
| g.wada | 品質部門 | Spotfire Analysis Consumer |
作業内容
今回は、以下のステップで作業を進めていきます。
ステップ1:ユーザーアカウント作成
Spotfire 管理者機能を操作できるWeb管理画面にアクセスし、ユーザーアカウント作成を行います。
ステップ2:グループ作成
前ステップと同様にWeb管理画面にアクセスし、グループ作成を行います。
ステップ3:製品ライセンス・フィーチャーの設定
作成したアカウントに対して、Spotfire の各種機能の利用に関する権限(製品ライセンス・フィーチャーの設定)を付与します。
ステップ4:ビルトイングループへの割り当て
作成したアカウントに対して、特別な権限を割り当てるため、適切なビルトイングループに割り当てます。
ステップ1:ユーザーアカウント作成
ユーザーを作成する方法は、Spotfire の標準仕様として複数用意されています。
本ステップでは、Web管理画面を用いた作成方法を説明します。
本設定は、以下を満たしたアカウントのみ実施可能です。
・ ビルトイングループのAdministratorに所属している
ユーザーアカウント作成に関する詳細は、以下の弊社記事を参照ください。
Spotfire Server ユーザー作成方法
まず、表1行目にある「h.suzuki」用アカウントを作成していきます。
WebブラウザにSpotfire ServerへのURLを入力し、Web管理画面のログイン画面にアクセスします。
そして、管理者権限をもつユーザーアカウントのログイン情報を入力し、ログインボタンをクリックします。
以下がWeb管理画面のホーム画面です。
中央にあるUserのアイコンをクリックすると、ユーザー管理ページに遷移します。
こちらがユーザー管理ページになります。
Create userを選択し、表示されるポップアップにユーザー情報を入力します。
その後、Saveをクリックします。
以上で、「h.suzuki」用のSpotfire ユーザーアカウントは作成されました。
以上の操作を、残りのユーザーアカウントに対しても実施します。
ステップ2:グループ作成
次に、生産部門用のグループを作成します。
Web管理画面のホーム画面にあるGroupsのアイコンをクリックし、グループ管理ページに遷移します。
※ ユーザー管理ページを開いている場合は、左欄内の「Groups」をクリックすることで、グループ管理ページに遷移できます。
こちらがグループ管理ページになります。
右上の「Create Group」をクリックし、表示されるポップアップにグループ名を記入し、保存します。
以上で、グループが作成されました。
同様の操作で、品質部門用のグループも作成します。
続いて、作成したグループ「生産部門」に対してユーザーアカウントを割り当てます。
グループ管理ページに遷移し、
「生産部門」の行の三点にカーソルを合わせ、表示されるリストから「Manage members」を選択します。
「Add users」をクリックし、表示されるポップアップから、あるいは、検索した結果から割り当てたいユーザーアカウントを選択します。
グループ「生産部門」に適切にユーザーアカウントが割り当てられていることを確認します。
同様の操作を実施し、品質部門用のグループに対してもユーザーアカウントの割り当てを行います。
ステップ3:製品ライセンス・フィーチャーの設定
Spotfire では、Spotfire の各種機能の制限や権限付与をグループ単位で管理することができます。
また、分析ファイル共有機能であるライブラリにフォルダを作成することで、フォルダ単位でのアクセス権限管理を行うことが可能です(フォルダ単位でのアクセス権限管理は、パート3で説明します)。
各種機能の制限や権限付与をグループ単位で管理する枠組みは、以下の2種類になります。
- 製品ライセンスやフィーチャー : 画面機能の利用可否を制御します。
- ビルトイングループ : 特別な権限(管理者権限、ライブラリ管理者権限など)を制御します。
※ 製品ライセンスやフィーチャーについては、以下の弊社記事をご確認ください。
Spotfire Server 14.0.8 / Analyst 14.0.7 ライセンス管理機能変更点
本ステップでは上記の1について、次ステップでは上記の2について、その設定方法を説明します。
まずは、製品ライセンスを紐づけるグループ(本ステップでは、Spotfire AnalyticsとSpotfire Analysis Consumer)を作成します。
グループ作成方法については、ステップ1を参照してください。
続いて、Spotfire AnalyticsとSpotfire Analysis Consumerのそれぞれに、要件に沿ってステップ1で作成したアカウントを割り当てます。
次に、製品ライセンスの割り当てを行います。
まず、グループ「Spotfire Analytics」に対し、製品ライセンスである「Spotfire Analytics」を割り当てます。
グループ「Spotfire Analytics」の管理ページに遷移し、上部の「License and features」タブを選択します。
画面に「No license」と表示されたドロップダウンリストを選択し、適切な製品ライセンスを選択します。
ページ下部に表示されるFeaturesから必要な項目について有効化します。
例えば、以下はデフォルトではチェックされておりませんがよく利用される項目です。
- Information Designer - Create Information Link : インフォメーションリンクの作成に必要なフィーチャーです。
- Custom Query in Connections : データ接続用のカスタムクエリの作成に必要なフィーチャーです。
- Author Scripts : スクリプトの作成に必要なフィーチャーです。
上記フィーチャーにチェックを付ける際に、以下のようなポップアップが表示されます。内容をご確認いただいたうえで、続行をクリックします。
※ 例えば、以下の文面では上記フィーチャーを割り当てることでスクリプトの作成および承認ができるようになること、そして、信頼されたスクリプトをライブラリに公開するには別途グループ「Script Author」に所属されている必要があることが記載されています。
上記設定が完了したら、右上のSaveを選択します。
次に、グループ「Spotfire Analysis Consumer」に対しても、適切な製品ライセンスを選択します。
以上で、各ユーザーアカウントに製品ライセンスが割り当てられました。
ステップ4:ビルトイングループへの割り当て
グループ「Spotfire Analytics」に所属するユーザーアカウントに対しては、例えば、ビルトイングループである「Custom Query Author」「Script Author」はよく利用されるグループになります。
- Custom Query Author : このグループに所属したユーザーアカウントがデータ接続のカスタムクエリを作成した場合、そのスクリプトに対しては信頼の手続きを実施する必要がなくなり、「信頼済み」状態でライブラリーに保存できます。
※カスタムクエリの作成・編集には「Custom Query in Connections」フィーチャーが必要。 - Script Author : このグループに所属したユーザーアカウントがIronPythonスクリプトやデータ関数を作成した場合、そのスクリプトに対しては信頼の手続きを実施する必要がなくなり、「信頼済み」状態でライブラリーに保存できます。
※スクリプトの作成・編集には「Author Scripts」フィーチャーが必要。
※ その他のビルトイングループについては、以下の公式ドキュメントを参照ください。
System groups
本パートでは、Spotfire Analyticsユーザー全員を上記のビルトイングループに割り当てることとします。
具体的な操作としては、上記ビルトイングループに対して、グループ「Spotfire Analytics」を所属させます。
まず、上記ビルトイングループ(例えば、Custom Query Author)の管理ページに遷移し、Add Groupsをクリックします。
上記グループに所属させる場合に、以下のようなポップアップが表示されます。内容をご確認いただいたうえで、続行をクリックします。
※ 以下の文面では、「Custom Query Author」に登録されたメンバーが保存したカスタムクエリは「信頼済み」としてライブラリに保存され、ほかのすべてのユーザーもカスタムクエリを利用できること、そして、それが潜在的なセキュリティリスクであることが記載されています。
グループ「Spotfire Analytics」を選択し、Add Groupをクリックします。
グループ「Spotfire Analytics」がCustom Query Authorに所属していることを確認します。
同様の操作を行い、グループ「Spotfire Analytics」をグループ「Script Author」にも所属させます。
部門用のフォルダの作成
以降のパートで利用するため、各部門名がついたフォルダを作成します。
まず、左欄にあるLibraryを選択し、ライブラリー画面ページに遷移します。
そして、画面上部に表示されている「フォルダの作成」を選択します。
生産部門と入力し、作成を選択します。
画面にフォルダ「生産部門」が表示され、作成されたことが確認できます。
同様にフォルダ「品質部門」も作成します。
補足:管理者用アカウント
管理者用アカウントを作成する場合には、グループ「Administrator」に加えて上記のビルトイングループへも所属させることで、フルコントロールの権限を与え、Spotfireの各種機能の運用・管理が容易になります。
また、Spotfire application for Windows上の管理機能を操作するためには、管理者用アカウントに対して、Spotfire Data ScienceまたはSpotfire Analyticsの製品ライセンスも付与する必要があります。